国際資格を持つ私がおすすめする初心者向けエッセンシャルオイル(精油)はこれだ!
こんにちは!帰国子女アロマセラピストの、ちるです。
今回は、これからアロマ始めてみようかな~なんて思っている方に
これは絶対まず使ってみてください!
とおすすめしたい(している)エッセンシャルオイル(精油)をご紹介したいと思います。
それは…
これだっ!
ベルガモットという果実から取れるエッセンシャルオイルです!
イタリアなどでとれる、ちょっと小ぶりの柑橘で
果実は苦くて生で食べることはしないのですが
紅茶のアールグレイの香りづけに使われています。
おすすめ理由①:まず、単純に良い香りだから
帰国子女アロマセラピストを名乗っていながら…
あろまろまというブログをやっていながら…
いまからとんでもなく身も蓋もないことを言いますが、
アロマセラピーの精油って「良い香り♪」って思えるものが少ないんです。(あくまでも私の主観です)
え?良い香りだから、大好きだから、アロマを勉強したんじゃないんか?って?
そ、そうなんですが…
そのはずだったんですが…
いざ勉強することを決めて、スクールから精油セットを受け取り
全て開封して、改めて嗅いでみたところ
8割が良い香りだとは思えない香りでした。( ;∀;)
もしやアロマ向いてないんでねーか?
おいおい、入学金やら全部納付しちゃったぞお?
ってちょっと絶望しましたね。(*_*)
後から先生に教えて頂いたことなのですが
人間の嗅覚は「嗅ぎなれている香りを良い香りだと認識する性質がある」らしく
年齢が下なほど、香りの経験値も低いので良い香りと感じるものが少ないらしいのです。
そっか。絶望しなくて良かったんだ。(´▽`) ホッ
確かに、私は当初、柑橘系とフローラル系の一部(ローズなど)しか良い香りと思えなかったのですが
それは小さい頃から嗅ぎなれている(柑橘に至っては口にしている)ものだったからでしょう。
勉強しはじめて数年経った今では好きな香りの方が圧倒的に多くなり、嗅覚がレベルアップされたことを感じています。
そんな初心者だったころでも、群を抜いてハートを射抜かれたのが、ベルガモットでした。
香りが鼻に入ってきた瞬間はシャキッとした酸っぱさがあるのに
鼻をすーっと通り抜ける間に一瞬でふんわりと甘くなるのです。
なんだこの香りが変化する感じは?!
めっちゃいい香りすぎぃぃぃぃ!っと、無駄にスーハースーハーしてましたね。
嗅覚の経験値を積んだ今だからこそ、アロマセラピー始めたての方にお勧めのアロマオイルを聞かれたときには、この時の感覚を大事に思い出し、ベルガモットをお勧めすることが多いです。
そして、今までお勧めした方には例外なく気に入って頂けています。
「あー良い香り♪」ってニッコリされる方がほとんどです。
おすすめ理由②:気分を上げてくれる
爽やかで、風に乗って漂って来ようものなら
自然と目を閉じてその香りを追いかけてくなってしまうような香り。
そんな香りに包まれていると、一瞬嫌なことも忘れて心が一段階上がるような感じがしてきます。
その感覚はベルガモットに含まれる2つの成分からも裏付けられます。
1つ目は、リモネンという成分です。
柑橘系の香りの爽やかはこのリモネンから作りだされていて、この成分には
気分を高揚させる作用があるのです。
2つ目は、リナロールという成分です。
この成分には精神を安定させるセロトニンの分泌を増やすことが知られていて、
高ぶった気持ちや神経を落ち着かせる鎮静効果や憂鬱な気持ちを上げてくれる抗鬱作用があります。
セロトニンは脳のある部分から分泌される物質で、
不安やイライラ、感情の暴走などを抑えてくれて、精神状態をバランス良い状態に改善してくれます。
最初にベルガモットを嗅いだ後、なんか良い気分だなー小さいことなんてどうでもいいかーって気分でニコニコして家族に気味悪がられたんですが
わたしの脳内ではセロトニンが一時的にドーンと分泌されていたということなのでしょうか…
おすすめ理由③:深く眠れる
ここ最近、巷でよく聞く「睡眠」に関するお話。
量より質が大事!質が良ければ睡眠時間が短くても問題ないなんてこともよく聞かれますよね。
短くても大丈夫か、長くなければだめかは、本当に人それぞれの感覚が大事だとは思うのですが、
短くて大丈夫な人も長く必要な人も、質が良いに越したことはないのです。
その質(=眠りの深さ)を助けてくれる作用を持つものが精油の中にはたくさんあります。
ですが、、
アロマの勉強を始めて一番最初に習ったり、
雑誌などで「安眠効果」でおすすめされる精油って
ラベンダーばっかりなんです!
香りが良いの代表ラベンダー
アロマをあんまり知らない人でも「あああのよく眠れるやつね」と誰もが知ってるラベンダー
「時を駆ける少女」内で主人公をタイムスリップさせちゃうラベンダー(すごくね?!)
知られ過ぎてアロマ=ラベンダーみたいに業界全体をしょっちゃってる感満載のラベンダー
ああ、神様、仏様、ラベンダー様…
もう、やめましょう!ラベンダーに全て背負わすのは!!!
っていうのは少し大げさではありますけども、本当によく聞くんですよねー。
でも、それと同じくらいよく聞くのは
「あ、でも~、、私、ラベンダーの香り苦手なんだよね…」
というご意見。
アロマトリートメントの施術をやっているときには
多くのクライアントさんからよく聞きましたし、
そう言ってる私も、アロマを始めた当初は苦手な香りの一つだったのでよくわかります…
そんな「ラベンダーは苦手だけれど、よく眠れるアロマオイルない?」と聞かれて
おすすめしてるのがベルガモットです。
実は、ラベンダーとベルガモットは全く違う香りなのに
成分がとっても良く似ているのです!
まず、上記の「おすすめする理由②」に書いたリナロールという成分が共通であるのと、
もう一つ、酢酸リナリルという成分も共通で含まれています。
この酢酸リナリルは
神経を落ち着かせて深い睡眠に誘導する鎮静作用があり、
血圧を下げる作用もあるので
すーっと自然に眠りに入るのを助けてくれるんですね。
ラベンダーの安眠効果もこの成分のお陰でもあります。
この二つの成分が含まれている割合も似ているので、
私はベルガモットを「柑橘系の中のラベンダー」と呼んでいます。
ラベンダーよりもすっきりした香りが入ってる分、香りの重さもないので正に良いとこどりなのです。
寝る前にティッシュに1~2滴たらして置いておくだけでも、ふんわり香って
幸せな気持ちで眠りにつけます。( ˘ω˘)スヤァ
最後にちょっと注意事項
このページではベルガモットをアロマディフューザーなどを使って香りを嗅ぐという使い方はおすすめしますが、
肌に塗るのは(オイルとかに希釈してでも)おすすめしません!
その理由は、ベルガモットは肌への刺激が少し強いことや、
紫外線に当たると化学反応を起こす光毒性という性質があるためです。
ベルガモットの肌への使用法や効能についての記事はまた別途書きたいと思います。
また、以下のいずれかの薬を服用中の方は一度に多量のベルガモットを嗅ぐことはお控えください。
以上、注意事項はありますが、
こんなにお勧めポイントの多いベルガモットの精油を、あなたも試してみませんか?